【職務経歴書の書き方】基本のポイント

転職・キャリアアップ

こんにちは。しろまるです。

職務経歴書の書き方について基本的なポイントをお伝えしていきますね。

そもそも職務経歴書は何の為に作成するのでしょうか?

職務経歴書は、ご自身の経験や能力をアピールする為の書類という位置づけになります。履歴書だけですと、仕事内容の詳細、具体的な実務能力、長所や強みまで書く欄がないですので、別途、職務経歴書に詳しく書くのですね。

どう作ったらいいのかわからない。めんどくさい。というお気持ちはとってもよくわかります。職務経歴書を作るというのは、自己分析をするということでもあるので、自分と向き合うのが得意という方はあまりいないと思います。

ただ、自己分析をしっかりやっておくと、職務経歴書の作成だけでなく、面接での受け答えもしやすくなります。自己分析とは、自分のやりたいこと・人生の目標・働く目的を明確にすることでもあるので、モチベーションが上がり、今後どう動けばいいのかもわかってくると思います。

難しく考え過ぎずに少しずつ一つずつ進めていきましょう。

自己分析のやり方

これまでの職歴を棚卸する

1社ずつ、何の会社で、何の部署で、具体的にどんな仕事をしてきたのか、まずは書き出してみましょう。頭の中で考えるよりも文字にすることが大事です。

仕事だけに限らず、地域の町内会活動、PTA活動、ボランティア、社内外のセミナー勉強会への参加などでも活かせる経験があれば書き出しましょう。

能力・長所・強みを考える

書き出した中から、ご自身の能力・長所・強み・できること・得意なこと・自信があること・やりたいことを考えます。

アピールできることが見つからないときは

「これまでの仕事の中で得たもの」「努力したこと、頑張ったこと、乗り越えたこと」「やりがいや喜びを感じたこと」「達成感があったこと」「できるようになったこと」を書き出してみましょう。

キーワードで表す

ご自身の能力・長所・強み・できること・得意なこと・自信があること・やりたいことを一言で表すと何でしょうか?例えば、

「コミュニケーション力がある」「チャレンジ精神がある」「向上心がある」「正確性がある」「交渉力がある」「リーダーシップがある」「問題解決力がある」「企画力がある」「探求心がある」「気配りができる」「思いやりがある」「素直である」「明るい」「仕事への熱意がある」「発想力がある」「好奇心がある」「粘り強い」などがあります。

詳しくは、ハローワークインターネットサービスで職務経歴書の書き方のパンフレットの一番最後のページを参考にしてみてください。このパンフレットには記載例も複数パターン載っています。

職務経歴書の作り方 パンフレット

このページの下の方にある職務経歴書の「全体版」でPDFがダウンロードできます。

自己分析のためのツール

ハローワークインターネットサービスに職務経歴書を書くための自己分析のツールがあります。

「職務経歴書の作り方」別冊ワークブック

このページの一番下「全体版」でPDFがダウンロードできます。

転職して何がしたいかを考える

自分の長所、強み、やりたいことから何ができるのか、何がしたいのかを考えます。逆にこれはやりたくないということを知っておくのも大事なことなので、それも書き出してみるといいですね。やりたいこと、やりたくないこと、これが次の応募先や職種を決めるときの指針になります。

自己分析は転職する際の職務経歴書の作成の為だけではなく、今後の人生の目標を考えるときにも役立ちます。むしろそちらをまず考える、という方が実は大事なことのように思えます。上記のように自分の長所、強み、やりたいことから何ができるのかと絞って考えると、実は視野が狭まってしまう可能性があるのですね。

もちろん生活の為にできることをやるというのも大事ですが、お金の為だけとなると、どうしても長期的なモチベーションの維持がむずかしいのですね。本当はこういうことがしたいけど、できっこないと蓋をせずに、自分の本当にやりたいことを知っておくことが大事です。

本業のかたわら、本当にやりたいことのために資格取得の勉強をしたり、ボランティア活動などで経験を積んだり、副業でコツコツ初めてみる、なんてことが出来るととても良いですよね。

職務経歴書に記載していく

整理したこれまでの経験、仕事内容、キーワードの強みなどを職務経歴書の業務内容や自己PRとして記載していきましょう。

職務経歴書の書式

職務経歴書も履歴書同様、手書きでもパソコンでもどちらでもOKです。最近はスマホから必要項目を入力すると職務経歴書に仕上げてくれるアプリなどもありますね。

手書きの場合は、文房具屋さん、コンビニ、100円ショップなどでご自身の書きやすい形式のものを購入してください。罫線が引かれていますので、その枠に合わせて記載していきます。おそらく、職務経歴欄と自己PR欄が入っていると思います。

パソコン(Word)で作成する場合、書式を検索してみると色んな形式が出てくると思います。パソコンで職務経歴書を作る場合、履歴書のように決まった形式はなく、一人ひとりの経歴に合わせて作っていきます。履歴書よりも自由度が高いですね。ハローワークインターネットサービス職務経歴書のパンフレットからもご自身に合ったパターンの記載例を探して参考にしてみてください。

パソコンで作る場合、職務経歴書はA4で2枚以内に収めてください。3枚以上になると見てもらえなくなる可能性が高いです。採用担当者はたくさんの応募書類を見ていますので、枚数が多いもの、見にくいものは、読み飛ばされてしまうでしょう。見やすく、わかりやすく、ポイントを簡潔に書きましょう。

ちなみに、履歴書と職務経歴書の使い分けはこんな感じです。

履歴書:基本的な記載ルールに則ってきちんと書けているか。職歴欄の社名はもくじのような役割。一番見られるのは志望動機欄。

職務経歴書:自由度が高く個性を表現しやすい。詳細な中身を記載しているもの。採用担当者は自己PR欄に目がいきやすい。

職務経歴書の記載例

職務経歴書の記載例を作りましたので、あくまで一例として参考にしてください。

さいごに

職務経歴書の作成には結構時間がかかります。取り掛かるのが億劫でなかなか手を付けられずにいるという方も多いかもしれません。

しかし、本気で自分に向き合って自己分析をした内容を自己表現する(自己紹介をするための自分の商品カタログ)と思って作っていくと、出来上がった時には満足感・達成感・納得感、そして自信が付いてくると思います。

ぜひ自分だけのすてきな職務経歴書を作ってくださいね。応援しております😊

コメント

タイトルとURLをコピーしました