【おすすめ本】眠れなくなるほど面白い 図解 般若心経【書評】

おすすめ本(書評)

こんにちは。しろまるです。

今回は、おすすめ本のご紹介、 眠れなくなるほど面白い 図解 般若心経 です。お経や写経などで親しまれている般若心経ですが、有名なフレーズ「色即是空」がどういう意味なのか実はよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

般若心経はそもそもどういうもので、どういう意味が込められているのか知りたいという方に、わかりやすい一冊だと思います。

本のかんたんな紹介

お釈迦さま(ブッダ)の言葉を説いた262文字のお経である般若心経を、一文ずつ区切って解説している本です。

そういった本はたくさんあると思いますが、肝心の「色即是空」の解説がぼやけていて、結局どういうこと?と腑に落ちなかったりした経験がわたしはありますが、この本では、「色即是空」の解説がなるほどと腑に落ちました。

解説のための絵や写真も入っているので文字だけよりも読みやすいですし、絵のおかげで解説されている内容がイメージしやすくてわかりやすいです。

一文ずつ区切って、解説と挿絵で2ページほどにまとめられていることも読みやすさの理由だと思います。

なぜこの本を読んだのか

Kindleで同シリーズの「眠れなくなるほど面白い 図解 宇宙の話」を読んだことがあったので、Kindleでおすすめに上がってきて、☆が多かったので読んでみようと思いました。

「般若心経って興味はあるけど、わかるようで、結局よくわからないんだよな~」とあまり期待はしていない状態で、何気なく手を付けたという感じです。

ユニークな一節の引用抜粋

”「物質はあると思えばある。ないと思えばないのである」などと、煙に巻くかのような般若心経の解説書もありますが、実際の意味は違います”

”枠組みがなくなることが「空」の本義”

”自分をしばっているのは自分の心”

”ニルヴァーナの語源は「吹き消す」を意味するニル・ヴァーではなく、「覆いを取り去る」という意味の「ニル・ヴリ」だと考えられています”

”4階は到達点だといいましたが、そこで終わりではなく、さらなる高みがある”

”内なる建物を昇るごとに解放される”

”「理解」を意味する「掲諦」が4回、次第に強調されながらくり返されることは、自己の内面にある階段を昇り、理解を高めていくイメージ”

自分の考えや本への想い

悟りを開いたブッダの教えを262文字に凝縮している般若心経なので、丁寧にひも解いていくとどんどん長くなると思うのですが、こちらの本はコンパクトに読みやすくまとめられていて、しかもわかりやすいので、おすすめです。

特に、人の内面の成長を4階建ての建物に例えて解説されている点が、とてもわかりやすかったです。

般若心経をマントラとして唱えるときや写経するときに、その意味を知っておくとさらにありがたく感じると思います。

本書の中には、三蔵法師がインドから持ち帰った600巻もの「大般若経」を262文字の般若心経にまとめたというお話も書かれていますが、そもそも600巻を262文字にするってものすごいことですよね。内容はもちろんですが、読みやすい音やリズム、文字数も過不足なく洗練されているから2000年以上ずっと残り続けて、親しまれているのですね。

まとめ

般若心経について、この一冊ですべてわかりました!とは簡単にいかないかもしれませんが、読む前よりも般若心経のことがわかるようになると思います。

般若心経は悟りを開いたブッダの教えですから、内容を理解していく過程が、心穏やかに日々を過ごすための内面の成長につながるのだと思います。

もしよかったらお試しください😊

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