【思い込みの手放し】やめたい習慣があるけれど、やめられない方へ

メンタルヘルス

こんにちは。しろまるです。

今回は、やめたい習慣があるけれど、なかなかやめられないという方に向けて、「手放し」という考え方についてのお話です。

あなたには、やめたいけどやめられないことってあるでしょうか?
少し思い浮かべてみてください。

わたしの場合は、間食のお菓子や食べ過ぎです。
こちらを例にお話していきますね。

メリットとデメリットを比較する

まず、やめたいけどやめられないという時は、メリットがデメリットを上回っているのですね。
一度、メリットとデメリットを書き出して比較してみましょう。

<メリット>
美味しいものを食べると幸福感がある
お腹がいっぱいなると満足する
スーパーで買い物をしている時に楽しい

<デメリット>
太ってしまう
健康によくない
食べ過ぎると眠くなる(仕事の効率が落ちる)

このような感じですが、実はデメリットが許容範囲なら無理にやめる必要はないのですね。

デメリットが許容範囲を超えるときというのは、例えば以下のような場合です。
健康診断で肥満と診断された
糖尿病などの病気が見つかった
昼食後の仕事中に寝てしまい期日に間に合わなかった

糖尿病ともなると、もう習慣の「手放し」というより「強制終了」という感じですね。

そうならないために、許容範囲で楽しみつつ、よくない部分を「手放し」ていけるのが望ましいですね。

よくない部分とは、この場合、食べ「過ぎる」ことです。
食べることを楽しむこと自体は、まったく悪いことではないですよね。生きていくためには食べることは必要ですし、美味しいものを食べることは人生の楽しみだと思います。なので、「過ぎる」ところだけを「手放し」ていきます。

よくない思い込みを手放して上書きする

では、なぜ食べ「過ぎ」てしまうのでしょうか。それはわたしが、
「腹八分で止めるよりも、満腹の方が満足感がある」
「美味しいものをいっぱい食べると幸福感がある」
「休日に昼食をお腹いっぱい食べて昼寝するのが気持ち良くて好きだから」
というように思っているからです。

ここに間違った思い込みがないか、見ていきましょう。

食べ過ぎてしまうときに知っておいていただきたいのが、脳の働きです。
「現代人は糖質依存症」というのを聞いたことがあるでしょうか?糖質とは、砂糖などの甘いものやご飯・麺・パンなど炭水化物に含まれる栄養素です。栄養素なので、もちろん体に必要なものなのですが、現代人は摂り「過ぎて」いるのですね。

糖質を過剰に摂取すると、血糖値が急上昇します。この急上昇は血管に負担となるので、将来的に糖尿病などの原因にもなるとのこと。そして糖質によって脳内にドーパミンという神経伝達物質(快感ホルモン)が分泌されるので、幸福感がもたらされる、ということになります。さらには、急上昇した血糖値を下げようとしてインスリンが大量に分泌されます。血糖値が急下降すると、疲れやだるさ眠気の症状が出る。ということが体内で起こっているのですね。

ちなみに、ドーパミン自体が悪いわけではありません。楽しいとき、何かを達成したときに分泌され、やる気や幸福感を高めるものですので、大切な機能ですよね。これを、もっともっとと過剰に出そうとすると分泌量が適正を超えて、糖質・アルコール・ニコチン・薬物などの依存症へと進んでいくことになるのですね。

まさに、ことわざの「過ぎたるは猶及ばざるが如し」です。「何事も、度が過ぎることは、足りないことと同じくらいよくない」ということですね。

いかがでしょうか?脳の働きのメカニズムを知ると、わたしが食べ過ぎるときに思い込んでいたことは、ドーパミンを出そう出そうとする行為であり、自分で自分のコントロールが出来ていない状態ということになります。体が必要としていない過剰なカロリー摂取は自傷行為にも似ているかもしれません。

よくない思い込みを手放し、「満足感・幸福感・気持ち良いなどの楽しい気分は、腹八分でも感じることができる」と上書きしましょう。
あとは、運動を取り入れるなどができると尚良しですね。無理のない範囲で変えていきましょう。

ちなみに、わたしはなかなか、食べ過ぎをやめられませんでした。コロナ渦で8kg太ってしまい、こりゃいかんと思ってからの手放しでした。「もういい今まで何十年もいっぱい食べた」「そんなにいっぱい食べなくても生きていける」と気付いて8kg落とせました。年齢的にそんなに食べられなくなったというのもあるかもしれません。心行くまで食べ過ぎるという手放し方法もありますが、あまりおすすめはできないですね💦

まとめ

いかがでしたでしょうか?

糖質依存症はすぐに治らないかもしれませんが、こうやって分解して考えて、なぜ食べ過ぎてしまうのかを知って、意識を書き換えることで、少しずつ改善していけるようになると思います。

自分と自分の体を大切にするために、やはり食べ過ぎはよくないなとこれを書きながら思っていました。もちろん過度な糖質制限もよくないですね。

<やめたい習慣があるときの思い込みの手放しの流れ>

①やめたい習慣のメリット・デメリットを書き出す

②比較してやめる必要性を検討(デメリットが許容範囲なら無理にやめる必要はなし)

③なぜ、その習慣をしてしまうのかを考えて、間違った思い込みがないかを探す

④思い込みを手放し、過不足のないバランスのよい考え方を上書きする

もしよかったら、試してみてください😊

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