こんにちは。しろまるです。
今回は、人からどう思われているかが気になる方へ向けて、自分軸と他人軸という考え方についてお伝えしていきます。
主語は誰なのか
職場や学校などで、人からどう思われているか気になるという方は多いのではないでしょうか。「何か気に障るようなことをしてしまったかな」「自分のいないところで悪口を言われていたらどうしよう」「グループに属していないと“ぼっち”だと思われる」などなど、考え出すとどんどん不安になってしまいますよね。
これは「他人軸」という考え方です。「他人軸」とは、自分の言動を人からどう評価されるかで決めている状況のことです。自分の行動なのに、主語が他人になっているのですね。
これとは逆に、「自分軸」とは、自分の言動を、自分はこうしたい、こう思うからこうする、と自分がどうしたいかによって決めている状況のことです。主語は自分です。
よくわからないという場合は、「今の自分の言動の主語は誰だったかな?」と、ひとつひとつ自分の言動を振り返ることを習慣にしてみてください。無意識に他人軸になっているときは自分では気付きにくいかもしれません。気付けると修正できますので、まずは気付きましょう。
あなたは自分軸と他人軸どちらになっていますか?
例えば職場で、朝、廊下ですれ違ったときに、先輩のAさんに「おはようございます」と挨拶したけど無視された。仕事のミスなど、Aさんを怒らせるようなことは思い当たらない。
こんなとき、あなたならどう行動しますか?少し考えてみてください。
日頃のAさんとあなたの関係性やAさんのキャラクターにもよりますし、人によって色々な行動の選択肢があると思いますが、わかりやすく2パターンの例を出しますね。
①Aさんに悪口を言われない為に、お昼休憩のときにお菓子を配って、何か気に障ることをしていないか聞こう。 →他人軸
②特に思い当たることはないので、そっとしておく。 →自分軸
いかがでしょうか?他人軸は、ご機嫌取りみたいで疲れますよね。自分軸の場合は、他人にあまり干渉しないというのもポイントです。
Aさん自身の問題
心当たりはないが、自分が気付いていないだけで何か仕事のミスをしてしまっている場合は、向こうから言ってくるでしょう。それを言わずに察しろというのであれば、それは時間の無駄ですし、Aさん自身のコミュニケーションの問題です。
そして、Aさんが挨拶を返さなかったのは、もしかしたら、朝家を出る時に家族とケンカしてしまったなどプライベートで気になることがある、仕事で気になっていることがある、体調が優れない、等の理由があるのかもしれません。しかしそれは、こちらからは、わからないですよね。
ただ、社会人として、学生でも、挨拶はとても大切な基本的なコミュニケーションでありマナーです。「自分の機嫌は自分で取る」というみやぞんさんの言葉がありますが、挨拶を返さないAさんは、まさに自分の機嫌が自分で取れていない状況です。なので、それはAさん自身の問題なので、こちらがどうこうするものではないのです。
もし、Aさんから「実は家族とケンカして…」「実は今日体調が悪くて…」と相談されたら、そのときに聞いてあげれば良いです。【Aさんから言ってくる】まで待ちましょう。言ってこなければ、他の人に相談したのか、自分の中で解決したのでしょう。
不機嫌で人をコントロールしようとする人がいますが、「どうしたの?」と聞いて欲しい、察して欲しい、というのは依存している、甘えているということですので、それに付き合うと振り回されてしまいます。まさに他人軸ですね。自分と他人の線引きはしっかりしましょう。冷たいように思えるかもしれませんが、自立した人と人の関係の健全な形です。職場だとそれくらいがちょうど良いと思います。
自分軸でいるためには
では、自分軸でいるためにはどうしたらいいでしょうか。特に職場だと、自分のやりたいように全部するのは簡単なことではありませんよね。
まずは、「自分だったらこうする」「こうしたい」を常に考えるようにしてください。やりたいことと同様に「これは嫌だ、やりたくない」ことも明確にしましょう。要するに、自分の意見を持つということです。
それを表明するかしないかは別です。まずは、自分で考えて、自分なりの意見、選択、結論を出しましょう。それを「これが自分軸だ」と心の中に持っておいてください。
そして、意見を求められたり、発言の機会があれば伝えましょう。周囲と意見が違うという場合も「私はこう思う」と議論することは大事です。自分の意見が通らなくても、ヘソを曲げなくていいですよ。自分の会社ではない場合、決定権が自分にないことが多いですし、もし自分とは違う意見が採用されても、それは決定権がある人の責任になります。会社として方針が決まっている場合もあるでしょう。自分の裁量でできることと、そうでないこと、それはドライに線引きしましょう。
自分の意見と違うことをするときには、自分はこう思うしこうしたいけど、仕事だからこうする、と折り合いを付けます。それと同時に、自分のしたいことをするにはどうしたらいいだろう、ということも考えてみてください。今の会社で経験を積んで役職を上げる、周囲と信頼関係を構築して自分の意見を通りやすくする、転職する、副業をする、起業をする、色々な選択肢がありますね。
自分の意見が通らないときも、自分がどうしたいかを考えることは放棄しないでくださいね。考えずに他人に流されてしまうと、自分の意見がわからなくなって、どんどん他人軸になってしまいます。「自分はどうしたいか」を知っておくことが大事です。
そして、プライベートでは、自分で自分のやりたいことを、どんどん叶えてあげましょう。そうすると、自分軸になっていきますよ。
さいごに
他人の評価を気にしていると、ずっと気を張っている状況なのでしんどいですよね。
そもそも他人の評価というのは変わっていきます。不確かなものを評価基準にすると振り回されるばかりです。
確かなのは、あなたの基準です。あなたがこうしたいと思ったことを、あなたが行動して満たしてあげればいつでも100点満点です。
それが自分の機嫌を取ることにもなりますし、自分の意見と行動が一致しているとストレスがありませんよね。ぜひ自己一致を目指しましょう。
自分軸になって良い気分でいてくださいね😊
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